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もうはまだなり、まだはもうなり

アラサー会社員が綴る日々の思うことと備忘録など

絶対落ちちゃいけない試験で落ちた話

4月から新しく社会人になった皆さま、おめでとうございます。そろそろ朝起きることにも慣れてきて、通勤電車にも文句を言いながらも「これが社会人か…」といったよくわからない諦めというか社会人としての自覚(笑)が芽生えていることでしょうか。

私は新卒で証券会社に入りましたが、入社日初日のことをいまでもよく覚えています。曇った少し肌寒い日で、これから社会人生活に不安を覚えながら、オフィスに向かいました。

さて、証券会社では、入社前に証券外務員2種というものを受けさせられます。証券外務員2種とは、平たく言えば、株を売るときに必要となる資格です。
(※銀行員の方も投資信託を売るときには保有していないといけないので、銀行員もこの資格は持っていることが多いです。)

この証券外務員試験というのは、基本的には証券取引にかかる法律、規則や商品の仕組みを○×で回答して、7割以上で合格することになる。問題数は70問くらいあるので、主催している日証協が送ってくる「外務員必携」なぞ読まずに、過去問を2,3回繰り返せば合格するものである。このように運転免許レベルの試験なんだけど、たまに落ちるやつがいて、落ちると先輩とか上司から結構怒られる。同期でも落ちている人がちらほらいました。ちなみに、私は、ばっちり合格した。ええ。余裕でした。

しかしながら、その後、金融先物外務員資格なるものが必要となり、この試験でやらかしてしまう訳です。

この金融先物外務員試験っていうのは、FXとかそういった取引にかかる外務行為をする際に必要となる資格で、金融先物業協会というところが主催しています。この資格を取得する人が皆無なので、市販のテキストはなく、当協会が発行する過去問しかありませんでした。今は問題数が多くなっているみたいですが、確か当時は30問くらいしかなくて、それの7割で合格だった気がします。(つまり、一問の比重が高い。)会社の先輩やらコールセンターの方やら、みんな口をそろえて、「証券外務員より簡単で今まで誰も落ちたことないよ。余裕、余裕♪」と。とりあえず、先輩等からの情報から楽勝な試験として認識した私は、なんかよくわかんねぇけど余裕なんだし、過去問の答えだけ暗記しておこうと。過去問を1回だけやってGWを満喫しておりました。こんなに休みが幸せなんて。当時は、社会人1か月目ながら、休みに飢えていたんでしょう。というわけで、過去問を1回やっただけで、過去問の答えをなんとなく暗記して、同期全員でテストセンターに受けに行きました。
ちなみに、先物外務員試験は、その場の合否がわかる試験となっていました。つまり、テストセンターで問題を解いて、最後の「採点」ボタンを押した途端に、結果が画面に映し出される仕組みとなっています。

試験では規制における具体的な数字や割合の正誤問題が多く出て、なんとなくしかわらからに私は、これはやってしまったかもしれないと思いながら、正誤のクリックをしていきました。30問終えたところで正直、確実にあっている問題は4割くらいであとの6割は正直微妙でした。しかも5択とかあったので、期待値は明らかに7割を下回っていて、試験をしながら、ちんこがどんどん萎縮して、おしっこが漏れそうな気分になっていました。
で、いくらやってもわからないものはわからないので、意を決して「採点」ボタンを押しました。

ぱっと一瞬画面が白くなり、画面には三文字で「 不 合 各 」と表示されました。

終わった…。俺、終わった……。
死にたい・・・・。会社戻りたくない・・・・。
1分くらい何も考えられなかったです。社会人人生オワタ。

とりあえず、ここにいてもしょうがないので、扉を開けて試験会場を後にしました。
テストセンターの受付で試験結果を印刷した合否結果をもらうのですが、受付のお姉さん、明らかにめちゃくちゃ申し訳なさそうな、この残念な子なのねというような表情で紙を渡してきました。くっそみじめでした。

テストセンターを出て携帯を見ると、同期から「前の喫茶店でコーヒー飲んでから、一服してから会社戻ろうぜー」とメールが来ていました。

私以外にも試験に落ちた人がいて、一緒に怒られるフレンズいるんじゃないの?と一縷の望みをかけて、喫茶店に行きましたが、全員「合格」と書かれた紙を持っていました。
私が落ちたことを同期のみんなに言うと、「うそ…、この試験落ちる人いるの…」みたいな感じになり、慰められ、さらにみじめになりました。

その後、会社に戻った後、教育係の先輩だけでなく、取締役にまで怒られる始末で、マジで死にたくなりました。たぶん、本当に落ちたことあるのは私くらいで、歴史に名を残すレベルだったのではないでしょうか。


とまぁ、今となっては笑い話にできますが、当時はほんとつらかったです。出社する足取りもめちゃくちゃ重かったです。

その後も5年くらいその会社にいましたが、その失敗のせいで出世コースから転落させられる等といった不当な扱いありませんでした。銀行みたいな減点主義みたいな会社を除いては、一般的には会社は社員の良いところを見ると思います。証券会社は特にかもしれませんが。その後の仕事の頑張りでいくらでも取り返すことはできました。また、その後もいくつか資格試験を受けさせられましたが、一度も落ちていません。あの時の体験で、詰めが甘かった自分が変わったのだと思います。
ちなみに、その後の昇給についても、同期の中では良いほうでした。

というわけで、新入社員の皆さんもいろいろ失敗して死にたくなることはいっぱいあると思います。はじめは特に。些細なことで落ち込むかもしれません。でも、失敗したとしても落ち込んで終わりにしないでください。その失敗は、その後の仕事ぶりでいくらでも挽回することはできます。新人の失敗なんて正直大したことありません。だから、大丈夫。失敗したらなぜ失敗したかをよく考えてその後に生かして、それを挽回するためにほかのことで頑張ればいいだけです!
あと、つらかったらひたすら愚痴ればいいんです。私は、同期、友人、当時付き合ってた恋人(今の妻だけど)、キャバクラのおねーちゃん、ソープのおねーちゃんと会う人全員に愚痴っていました(完全に自分が悪いんだけど)。そしたら、意外と気分も晴れてきました。ちなみに、研修期間中は基本給料全部風俗に使っていました。最高でした。

というわけで、新入社員の皆さん、辛いこととかいろいろあると思うけで、お仕事頑張ってね!

それでは、フラワータイム!