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もうはまだなり、まだはもうなり

アラサー会社員が綴る日々の思うことと備忘録など

大人になってからおたふく風邪になった話 その②

2日目

朝起きたら、なんと昨日腫れていた頬がより腫れ、さらに腫れていなかった方のほほまで少し腫れだした。腫れ具合を、左頬が10中4くらいとする右頬は10中1くらいであった。つまり、両方のほほが腫れている状態にめでたくなってしまったのだ。念のため、家族に見てもらうもやっぱり腫れているとのことであった。熱を測るとまぁ37度チョイ。熱ねえけど、まぁ仕方なく、昨日行った大学病院へ向かう。

土曜日ということもあって、また、予約制度があることも知らず、行ってしまったので、同様に1時間くらい待った。

今回の先生は40代中盤の男性で、昨日のカルテを見て、私のほほを触診し、ひとこと。「これはおたふくですね。」と。
「ちなみに、お子さんはいますか?」
「娘が一人います。」
「あぁ、ならよかったー。おたふくの合併症で精巣炎になる人が多くて、場合によってはそれが不妊の原因になったりするんですよ。とりあえず、頬とココ(金玉を指して)冷やしておくようにしてください。ご存知かもしれませんが、おたふくの場合、その菌をやっつける薬はなくて、対処療法しかありません。痛み止めとして、ロキソニンをたくさん出しますので、使用用法の範囲内であれば、いくらでも使って差し支えありません。あと、学校保健安全法上の伝染病に指定されているので、発生してから5日間は会社休んだ方がいいと思います。診断書を出しましょうか?」
「(おお!無条件で会社休めるのか!ラッキー)じゃあ、お願いします。」
「患部を冷やして、症状が落ち着くまで、自宅でゆっくりしてください。」

その日の診察料は、500円だけと思いきや、診断書が3,000円もした。ギャー。
診断書は保険の適用外みたいなので、なんともな気分になり、帰宅。

帰宅後、妻に病状を伝え、精巣炎の可能性を伝えた。一応、妻は子供がたくさんほしいようなので、子供が出来なくなるリスクを伝えるとちょっとビビッていたが、まぁ最悪一人でもいいじゃないと自身を納得させているようであった。
それからは、自分の部屋にこもって、熱と頬の痛みとの戦いであった。
処方されたロキソニンを飲んでいる間は37度半ばくらいで、頬の痛みもだいぶ和らいでいるが、薬の効果が切れると熱は途端に39度台まで上がり、頬の痛みも最大級になってくる。
この時点でも食事はポカリとヨーグルトで、調子がいい時にプリンを食べるくらい。

この日の夜中、ロキソニンの効果が切れたみたいで、目が覚める。熱で寒気がして、頬が痛くて、布団に包まる。
熱を測るとやはり、39度台。ロキソニンを飲んでとりあえず寝ようとするも、寒気で眠れず1時間ほど痛みと熱に耐えながら、いつのまにか眠り朝を迎えていた。

3日目

この3日目から平日で、妻は仕事に行き、自宅にて一人で療養。
3日目には、後から腫れだした右頬がパンパンになった。両頬がパンパンに腫れている。
顔が1.4倍くらいになり、顎がなくなるようになり、マジでマツコデラックスみたいになっている。

病状については、比較的昼間は、熱は37度台で安定しているので、amazon videoで映画を見たりして時間をつぶしていた。
しかし、食事をするたび激痛は走るし、ロキソニンが切れる夜は案の定の高熱(39度台)がでる。その都度、ロキソニンを飲むことになる。
ただ、プリンでさえ食べると頬の痛みに襲われるため、食事はスープや牛乳といった飲める系中心となる。不思議と飲む系のものは頬が痛くならない。
しかも、ロキソニンの飲みすぎかわからないけど、慢性的に胃の不快感に襲われる。ずーと胃もたれしている感覚。つらい。

夜中も案の定薬が切れると目が覚める。高熱にうなされながら、もがきながら寝る。

4日目

昼間は3日目と同じで安定しているものの、4日目の夜は頬の痛みがマックスへ。大体夕方以降はすこぶる調子が悪くなってくる。
そのため、ロキソニンなしには生きられない体になる。ロキソニンを飲んで4時間くらいで効果が切れると、残りの2時間絶望的な痛みと熱が出てくる。
一応、ロキソニンは次の服用まで6時間ほど空けないといけないのである
ここまでロキソニンに頼っていると、比較するのもあれだけど、覚せい剤の常用者の気持ちがすごくわかってくる。

5日目

朝、鏡を見ると、最初に腫れた左頬の腫れがやや引いて、熱や頬の痛みがほぼなくなってきた。
食事もちょっと噛む系のもの(やわらかめのおかゆやよく煮た野菜等)もいけるようになってきた。
明日は会社いけるかも!と思った矢先。確か、暇すぎて「ガールズパンツァー」を見ていた昼下がり、左の金玉が痛み出したのだ。
軽く握りつぶされる感じが続くので、その日は自分の治癒力を信じて金玉への影響は杞憂であることを祈りながら、すぐに布団に入って8時くらいに寝た。
しかし、この日も夜中1時くらいに目を覚ます。うおーーーー玉が痛い。割と本気目に握られているような痛さというか、玉の中に針を入れられて様な痛さというか。
これは命綱のロキソニンにすがろうと、水を取りにリビングに向かう。
が、金玉は太ももの付け根に存在していることはもちろんご存知だと思うが、歩くたびに玉に振動による刺激が行ってむっちゃ痛い。歩くたび激痛で止まる。
というか、結構歩けない。私の部屋からリビングまでは多分2メートルくらいだけど、リビングまで30秒以上かかった。
途中、激痛に加えて、貧血っぽくなり目の前がくらくらになり、吐きそうになる。
熱はないものの玉が痛くてしょうがない状態になった。その晩は、とりあえず、ロキソニンを飲んで玉を冷やしながら、どうにか寝ることができた。

6日目

精巣炎についてwebで調べてみると玉が肥大化するという話であったが、痛みはあるものの肥大化はしていない。
昨日の夜ほどではないけど、朝からずっと玉が潰されるような痛さがある。顔まわりの腫れはだいぶ良くなり、頬の痛みはなくなり、固形物も余裕でいける。
とりあえず、精巣炎になったことは会社には伝えず、今週いっぱい会社を休む旨を伝える。

こりゃ、おたふくの合併で、精巣炎になったことは確実だなぁ。やれやれ困ったなぁ。
ちなみに、この場合の精巣炎については薬もなく対処療法のみである。したがって、ひたすら冷やす作戦を採るほかない。

食事ができるようになったので、栄養を付けて元気になろう!と思っていたが、夕方にはまた熱が出始めた。
39度台後半。食欲もなくなる。玉が痛くて立ち上がることも困難。トイレ行くために歩くのもつらい。
この日も夜中に寒気がして目を覚ますと40度の熱。また熱が出始めたことと、それによる寒気におびえて、布団に包まって寝た。

この晩は、本当につらくてなぜおたふくになったのかを自問し続けたり、日ごろの行いを悔いたり、それから、迷惑かけっぱなしの家族に申し訳ない気持ちになった。
泣きはしないけど、泣きたい気分であった。